適応障害

患者の気持ち

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適応障害とは

身体症状と強い不安感が特徴

適応障害とは、環境の変化や心理的負担の増加に伴い、情緒面や行動面に多彩な症状が出現し社会機能に問題が生じる精神障害です。症状としては抑うつ気分、不安感の他に、イライラしたり怒りが激しくなったり、反社会的行動が見られることもあります。

発症要因は特定できることが多く、きっかけとなった要因が消失すれば比較的速やかに症状が消失するという特徴があります。一方、ストレスを受ける本人の性格やストレス耐性とも関わってくるため、同じ内容のストレスで必ずしも同じような適応障害が生じるわけではありません。なお、死別による悲哀反応などは適応障害に含まれません。

治療法としては、ストレスとなっていることを速やかに特定し、その問題を軽減したり解決することです。短期間の休息により症状が改善することもありますが、ストレスとなっていることが簡単に解消できないことも多く、物理的に問題から距離を置くこともしばしばあります。周囲からのサポートが必要となることが多く、家族や職場の上司、行政や専門家への相談を行うことである程度問題が解決することもあります。

不安や抑うつ気分、不眠などの症状により混乱し、冷静な判断が出来ない場合には、薬物療法がしばしば行われます。不安感や抑うつ気分に対して、抗不安薬や抗うつ薬を処方したり、不眠に対して短時間型の睡眠薬等を処方することも多いです。適切な薬物療法により混乱した患者さんが急速に改善することもしばしば認められます。

ICD-10における研究用診断基準

  1. 症状発生前の1か月以内に、心理社会的ストレス因を体験した(並外れたものや破壊的なタイプではない)と確認されていること。
  2. 症状や行動障害の性質は、感情障害(F30-F39)(妄想・幻覚を除く)や、F40-F48の障害(神経症状、ストレス関連性および身体表現性障害)、および行為障害(F91.-)のどれかにみられるものであるが、個々の障害の診断基準は満たさない。症状はその型も重症度においてもさまざまである。
    • F43.20 短期抑うつ反応
      1カ月を超えない、一過性の軽度抑うつ状態。
    • F43.21 遷延性抑うつ反応
      ストレスフルな状況に長期にわたってさらされた反応として出現する軽度抑うつ状態であり、持続期間は2年を超えない。
    • F43.22 混合性不安抑うつ反応
      不安症状と抑うつ症状のいずれかが優勢であるが、混合性不安抑うつ障害(F41.2)や他の混合性不安障害(F41.3)に該当するほどに重度ではない。
    • F43.23 主として他の情緒の障害を伴うもの
      主症状は、通常不安・抑うつ・心配・緊張・怒りなどといった様々なタイプの情動からなる。不安と抑うつ症状は、混合性不安抑うつ障害(F41.2)や、他の混合性不安障害(F41.3)の基準を満たすこともありうるが、他のさらに特定したうつ病性障害や不安障害と診断されるほどに優性ではない。夜尿や指しゃぶりなどといった退行した行動を示す小児の反応にも、このカテゴリーが用いられるべきである。
    • F43.24 主として行為の障害を伴うもの
      主たる障害は、例えば攻撃的行動または反社会的行動に至る青年期の悲哀反応のような行為を含む。
    • F43.25 情動および行為の混合性の障害を伴うもの
      情動面の症状と行為障害の両方が優勢な病像である。
    • F43.28 他の特定の症状が優勢なもの
  3. この症状は、遷延性抑うつ反応(F43.21)を除いて、ストレス因の停止またはその結果の後6カ月以上持続しないこと。しかし、この診断基準が満たされない時点で、予測的に診断することは構わない。

医院概要

湘南吉田クリニック

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