強烈な身体的あるいは精神的なストレスに対する反応で、症状は通常数分以内に激しい症状が出現します。その症状は一過性で数時間から数日以内に消失します。
すべての人々に同様の症状が見られるわけではなく、個体の脆弱性や対処能力といった要因も関与しています。
ストレスとなる要因は自然災害、事故、戦闘、暴行、強姦など、生命や身体に対する圧倒的な脅威であったり、肉親との死別や自宅消失などの急激な人間関係や社会的状況の変化の場合もあります。
症状としては、典型的には意識野の狭窄、注意の狭小化、失見当識などを伴う「眩惑」状態で始まります。その後には周囲の状況からのひきこもり、逃避反応や遁走が続くことがあります。抑うつ、不安、激怒、絶望感等の多彩な症状が混合して出現し、病像は変動しやすく、頻脈、発汗、紅潮などの自律神経徴候も良く認められます。
基本的な対応としては、身体的な安心の保証、支持的な共感、本人に対する実際的なサポートがあります。様々な精神症状に対する不安を和らげるため、本人や家族に対してストレス反応に関する心理教育も行われます。薬物療法は対処療法として限定的に行われることがあり、睡眠薬や抗不安薬などが用いられます。
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