このようなお悩みはありませんか

  • 学校に行くのがつらく、不登校が続いている
  • 気分の落ち込みや不安が続いている
  • 眠れない、朝起きられない
  • 頭痛や腹痛など体の不調が続いている

思春期(中学生・高校生)は、こころと体が大きく変化する時期です。そのため、環境の変化やストレスの影響を受けやすく、さまざまな不調が現れることがあります。

思春期の不調について

近年、不登校や自殺に関する問題は増加しており、その背景には以下のような状態が関与していることがあります。

  • 適応障害
  • うつ病
  • 不安障害・パニック障害
  • 睡眠障害
  • 対人不安・対人恐怖
  • 摂食障害
など

コロナ禍以降は、不安感・抑うつ・意欲低下・睡眠の乱れなどについてのご相談が増えています。

受診の目安

軽い不調の場合は、生活リズムを整えたり、環境を調整したりすることで自然に回復することもあります。

しかし、

  • 不登校が長引いている
  • 無気力な状態が続いている
  • 体調不良が慢性化している

といった場合には、早めの受診をおすすめします。

※当院は児童思春期専門医療機関ではないため、発達障害やADHDの診断は行っておりません。必要に応じて専門医療機関へご紹介いたします。

思春期のうつ病・不安障害

思春期のうつ病は約10%前後とされ、決して珍しいものではありません。適切な対応を行わない場合、成人期まで影響が続くこともあります。

思春期では、成人と異なり以下のような特徴があります。

  • イライラや怒りっぽさが目立つ
  • 反抗的な行動が増える
  • 頭痛や腹痛などの身体症状が強い
  • 気分の落ち込みがはっきりしない

そのため、内科などを受診しても原因が見つからず、後から精神的な問題が疑われることも少なくありません。

思春期の睡眠の問題

日本の中高生は世界的にも睡眠時間が短いとされています。
その背景として、スマートフォンやインターネットの利用、部活動や塾などによる生活の忙しさが挙げられます。

睡眠が不足すると、日中の眠気や集中力の低下だけでなく、頭痛やめまい、腹痛などの体調不良が生じることがあります。また、遅刻や欠席が増えるなど、学校生活全体に影響が出ることもあります。

治療について

思春期の不調では、まず生活習慣を整えることが重要です。

主な対応

  • 睡眠リズムの調整
  • 食事・運動習慣の改善
  • 環境調整

これらにより、自然に回復する場合も多く見られます。

薬物療法について

生活調整のみで改善が難しい場合には、

  • 漢方薬
  • 抗不安薬
  • 抗うつ薬

などを、必要最小限で使用することがあります。

特に、下記の症状は薬物療法で軽減することがあります。

  • 不安やパニック症状
  • 動悸・息苦しさ
  • 吐き気や腹痛

症状が改善すれば、長期間の服薬が不要となる場合もあります。

生活習慣のポイント

思春期の不調では、日々の生活の整え方がとても重要です。

  • 生活リズムを整える
    規則正しい生活を送ることで、体内時計が安定し、心身の調子が整います。
  • 朝は光を浴びて朝食をとる
    起床後に光を浴びることで、体内時計がリセットされます。
  • 昼寝は短時間に
    昼寝は20分以内、遅くとも午後3時までにしましょう。
  • 適度な運動を取り入れる
    日中の運動は睡眠の質を高めます。
  • 入浴のタイミング
    就寝直前の熱い入浴は避け、早めに済ませるのが理想です。
  • 夜遅い食事を控える
    夜遅い食事は生活リズムの乱れにつながります。
  • 就寝前のスマホ使用を控える
    ブルーライトは睡眠の質を低下させます。
  • 睡眠時間を確保する
    自分に合った睡眠時間をしっかり確保することが大切です。
  • 平日と休日のリズムを大きく変えない
    生活リズムのずれは体調不良の原因になります。

思春期の不調は、こころと体の成長の中で起こりやすいものです。
多くの場合、適切な対応により改善が期待できます。

不調が長引く場合には、無理をせず早めにご相談ください。